今回は三角形の内接円の半径を求める方法を紹介します。この考え方は平面図形だけでなく立体・空間図形でも使えるので受験に役立つテクニックのひとつです。
受験に役立つテクニック 空間図形にも応用がきく!
出典は宮城県の仙台育英高校 2013年A日程 独自問題の第五問 問3と問4です。
問3が内接円の半径を求める問題(問3の考え方がとても重要です)
問4が2つの円の中心間の距離を求めよというものです。
上図の△ABCを3つに分けましょう。
上図の3つの三角形それぞれの底辺をAB、BD、DAとすれば、高さは円の半径と同じになることを利用して解きます。
円の半径をrとおけば、△AODの面積は4×r÷2=2rとなり、同様な考え方で3つの三角形の面積和を求めると6rになります。
一方、△ABDの面積は3×4÷2=6になります。このことから
6r=6より半径が1だとわかります。
問4は関数の2点間の距離を求める方法と同じ要領で直角三角形を作り、必要な長さを求め斜辺の長さを導き出せば完成です。
家庭教師コバさんの解答例
文字だけではわかり難いという方の為に動画も公開中。
冒頭でもお伝えしましたが、今回の考え方は重要であり、空間図形にも発展可能です。
ということで次回予告、正四面体に内接する球の半径を求める問題にチャレンジしようと思います。
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